通訳コラムQ&A

質問一覧
大学で通訳の講義を取って通訳という仕事に興味を持ちました。どうしたら通訳者になれますか?
通訳者になる勉強法として効果的な方法を教えてください。
CNNなどのテレビニュースを通訳する放送通訳の仕事にあこがれています。放送通訳者になるにはどのような勉強が必要ですか?
会社員です。転職して通訳になった人はいますか?
通訳者になるには、資格が必要ですか?
通訳エージェントはどんな役割を果たしていますか?
社内通訳という言葉を聞きますが、どのようなお仕事なのでしょうか?
通訳の仕事の面白みはどんなところに感じますか?
通訳者に適しているのはどんな性格の人ですか? 星座や、血液型は?
通訳の方法で"ウィスパー通訳"というのがあると聞いたのですが、どのような通訳ですか?
通訳をしていてわからない言葉があったときはどうするのですか?
地方都市に住んでいます。通訳を仕事にするには東京や大阪に移るべきでしょうか?
現在日本には何人の通訳者がいますか?
通訳が活躍する現場はどんなところですか?
通訳者の収入はどれくらいですか?
エージェントに登録していないと通訳者として仕事をしていくのは難しいのでしょうか?
自分の専門分野を決めたほうがいいのでしょうか?
現在子育て中なので、仕事は限られた時間しかできません。そのような制約の中でできる仕事はあるでしょうか?
現役通訳の皆さんの定期購読雑誌・新聞、またはおススメなどはありますか?

大学で通訳の講義を取って通訳という仕事に興味を持ちました。どうしたら通訳者になれますか?

通訳には、会議通訳、ビジネス通訳、放送通訳、ガイド通訳等いくつか種類があり、プロになる過程も多少の違いがあります。ここでは、会議通訳者とビジネス通訳者に限ってお答えします。会議通訳者やビジネス通訳者になるための国家試験はありません。一番の近道は、通訳エージェント付属の通訳者養成校で通訳訓練を受けることです。そこで成績優秀者として認められると、通訳エージェントにプロ通訳者として登録でき、仕事の依頼がくるようになります。

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通訳者になる勉強法として効果的な方法を教えてください。

通訳者に必要な能力あるいは技術を大きく分けると、語学力と知識の二つです。ここでは語学力、特に英語力に絞ってお話しましょう。英語力もまた理解力と表現力の二つに分けることができます。この二つの中では理解力が特に大切です。通訳は話し手のいうことを正しく理解することから始まるからです。
理解するとは、話し手が言ったことの大意を掴むことです。このためには使われた単語の意味を知っていることも必要ですが、それよりも話を全体として捉え、話し手が聞く人に伝えようとしたことは何かを知ることです。私たちはどうしても単語にこだわる傾向があり、出てきた単語が分からないとそこで考えることを辞めてしまいがちです。大切なのは、単語にこだわらずにコンテキストから文全体の意味を考えることです。
この力を身につけるためには、英文を読むことが一番役に立ちます。あまり難しくない、あなたの興味のある材料を選んで、できるだけ速く読みその意味を掴もうとすることです。分からない単語があってもすぐ辞書を引かず、コンテキストから意味を想像するようにします。こうして速く読んで意味を取ることができるようになったら、話を聞いても大意がわかるようになります。

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CNNなどのテレビニュースを通訳する放送通訳の仕事にあこがれています。放送通訳者になるにはどのような勉強が必要ですか?

放送通訳者になるためには、通訳養成校で通訳訓練を受け、高度な通訳スキルを習得することが絶対条件です。また、放送通訳者は、広範囲なニュースを扱うため、幅広い知識と、飽くなき知的好奇心の持ち主でなければなりません。そして視聴者に聞きやすい声で、分かりやすく話すこと等のアナウンサー的要素も求められますので、普段から意識して幅広い知識の習得や、分かりやすく話すことを心掛けて努力することが必要です。

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会社員です。転職して通訳になった人はいますか?

派遣社員も含めるとかなりいらっしゃいます。むしろ会社勤務経験のあるほうが、企業間の通訳をするときに有利といえます。基本的なビジネス・マナーや、一般的な会社組織や商慣習がわかっているといないとでは、クライアントとのコミュニケーションに差がでますので、会社員としてのキャリアは通訳者としても多いに役立つでしょう。

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通訳者になるには、資格が必要ですか?

日本においては公的な資格や認定試験はありません(※1)。それは通訳の形態や種類、分野が多岐に亘っているため一律の資格制度をつくることが困難だったからと思われます。ただし基本的な技能をチェックすることは、技術を向上させていくためには必須です。

※1
通訳案内業(ガイド)のみ国家資格です。
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通訳エージェントはどんな役割を果たしていますか?

通訳の方とクライアントの間にたって、業務内容や条件、会場環境の確認および必要な資料の収集や、出張の場合の交通機関や宿泊の手配を行います。それによって、通訳者がその業務に必要な準備勉強に専念できる環境を作ります。
通訳者の育成にも取組んでいるエージェントには、通訳者ご自身の強みの分野をアピールし、今後の進むべき方向について相談してみることをお勧めします。

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社内通訳という言葉を聞きますが、どのようなお仕事なのでしょうか?

社内通訳は企業内で、会議や商談の通訳をするお仕事です。会議やプレゼンテーションの時だけ派遣されて通訳をする場合もありますし、外国人役員付の通訳として、ウィスパー通訳などをする場合もあります。社内に常駐する場合が多く、通訳の仕事をしていない場合は、翻訳をするという場合も多く見られます。その分、ひとつの会社、業界に詳しくなり、自分のキャリアプランとして、その分野のエキスパートになるという道も考えられるでしょう。

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通訳の仕事の面白みはどんなところに感じますか?

まず、様々な分野や世界の方と仕事ができることです。これは会社勤務では経験できません。また政治・経済のみならず、あらゆる分野の最先端の知識や動向にふれることができることだと思います。さらにコミュニケーションの橋渡しとして、社会に貢献しているという醍醐味が味わえる仕事だといえます。

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通訳者に適しているのはどんな性格の人ですか? 星座や、血液型は?

毎日様々な分野の仕事をこなしていく為には、知的好奇心が旺盛で勉強が苦にならないこと、また同時通訳はチームで行うので協調性のある方、クライアントとの現場でのコミュニケーションも重要ですので、ヒューマンスキルの高い方は指名が多いようです。星座・血液型は不明ですが、明るく、積極的で、気持ちの切り替えが上手なかたが長続きすると思います。

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通訳の方法で"ウィスパー通訳"というのがあると聞いたのですが、どのような通訳ですか?

話し手のスピードとほぼ同時のタイミングで、聞き手の横で耳うちするように通訳する方法を「ウィスパー通訳」といいます。TVなどでよく見かける光景です。
CAISではこのような通訳の訓練ができるワークショップも用意しています。

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通訳をしていてわからない言葉があったときはどうするのですか?

通訳者も人間ですから、わからない言葉に出くわすことはしばしばあります。そのとき大切なのは、慌てないことです。対処する方法はいくつかあります。まずコンテキストからその語の意味を推測することです。言葉はすべてコンテキストの中で使われますから、前後関係からどういう言葉が使われたのだろうと想像することによってその意味を当てることが可能です。辞書に頼らずに、語句の意味をコンテキストから考える力は通訳者には非常に大切な技術です。
時には、専門用語かなにかで想像しても分からない時もあります。逐次通訳の時は、近くに話し手がいますから分からない時は話し手に直接聞いて確認することができます。しかし同時通訳の時はそうはいきません。そういう時は、とりあえずその語をとばしておきます。しばしばその言葉が出てくるでしょう。そのときにはその語の意味が分かっているかもしれません。
事前の準備をしっかりとして、その場で慌てさえしなければ何とか対処できます。通訳者とてあらゆる単語を知っていることは不可能なのですから。

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地方都市に住んでいます。通訳を仕事にするには東京や大阪に移るべきでしょうか?

通訳の基礎的なスキルは通訳訓練のスクールで身につきますが、実際の仕事によって本当の実力がついてくるものです。仕事の機会の数が通訳スキルの向上に比例していくといえるでしょう。現状では大使館や官庁、企業の本社の多い東京周辺や大阪周辺に仕事が集中しています。バリバリ仕事をしたいと思っていらっしゃるのであれば、東京・大阪周辺に在住しているほうが、やはり有利だといえます。

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現在日本には何人の通訳者がいますか?

公的資格や登録制度がない上、業態も社内通訳や法廷通訳、放送通訳、会議通訳と多岐に亘るので現状を把握することはできません。また、英語以外の言語の通訳の方もいますが、専業ではなく翻訳者や教育者として活躍されている方も多く、実数は不明です。
業界では国際会議を専門に、通訳者として専業で活躍されている方は100名あまりといわれています。まだまだ、需要に供給が追いついていないという状況です。

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通訳が活躍する現場はどんなところですか?

以前に比べ、社内会議通訳の需要が非常に高くなっています。ここ数年、外資系資本の参入から外国人役員が在籍している会社が増えたことが、主な要因でしょう。もちろん、大小の国際会議や学会、放送など、様々な分野に亘る国際的なコミュニケーションの場では、通訳者は欠かせない存在です。

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通訳者の収入はどれくらいですか?

社内通訳ではなく請負でエージェントから仕事を受ける場合、個人差は大きいですが、新人時代の年収は400万円位でしょうか。経験を積んでいくにしたがって収入も増え、10年以上のベテラン通訳で様々な分野をこなせるようになると、年収1000万円以上という方も多くいらっしゃいます。
しかしながら、仕事量が増えることで準備の時間がとれず、お客様からコンプレインがくることになってしまえば、次回から仕事がなくなるというリスクもあります。慎重にバランスをとって、自己管理をしなければなりません。また、通訳者の収入には、事前準備に費やす時間と労力も含まれていることを添えておきます。

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エージェントに登録していないと通訳者として仕事をしていくのは難しいのでしょうか?

社内通訳の場合は派遣会社に登録して派遣されるか、直接企業に応募するかになります。会議通訳の場合は会議情報を個人で得るのは難しいので、エージェントに登録して仕事を得る形が多いようです。ベテラン通訳になると、企業から直接受注する方法を選択される場合もありますが、報酬や条件の交渉、請求書の作成などの経理手続きといった煩雑な作業が多くなるので、数多くの仕事を希望される方には向いていないかも知れません。

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自分の専門分野を決めたほうがいいのでしょうか?

最初はとにかくいろいろな仕事の経験が必要なので、分野を限らずなんでもやるほうがいいでしょう。そして経験を積んでいくなかで、分野を絞らず幅広く仕事をする人と、特定分野のエキスパートになる人に分かれていきます。得意分野や興味のある分野をみつけたら、その分野についての勉強をすることをお勧めします。
CAISでは様々な分野の研修をご用意する予定ですので、是非ご利用下さい

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現在子育て中なので、仕事は限られた時間しかできません。そのような制約の中でできる仕事はあるでしょうか?

登録しているエージェントに可能な時間をできるだけ詳細に伝えておけば、マッチする仕事の依頼がくる可能性は高くなります。放送通訳など時間変更の少ない業務も比較的受けやすい仕事です。(もちろん放送通訳のスキルは必要です。)また通訳スキルをいかして、通訳学校で後進を育てる講師の仕事も、スケジューリングしやすい仕事でしょう。

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現役通訳の皆さんの定期購読雑誌・新聞、またはおススメなどはありますか?

通訳者だからと言って、何か特別な雑誌、新聞を読んでいる訳ではありません。新聞は一般の方々が読まれている日刊紙ですし、英字紙も英語学習者にはお馴染みのものを購読している人が多いようです。また、雑誌は講読するというより、時々購入して読んでいる程度ではないでしょうか。CNNやBBC放送などの国際ニュースは、毎日、視聴している人が多いですね。

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