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小松達也の 同時通訳基礎研修(東京)

実施概要

日程

(1)2008年6月29日(日) 10:00〜13:00 【英→日】
(2)2008年7月13日(日) 10:00〜13:00 【日→英】
※どちらか一方だけでも受講可能ですが、両日程を受講するとより効果的です。

対象

ビジネス通訳検定(TOBIS)2級あるいは3級、および同等の力の方
※ 逐次通訳での業務経験がある方で、これから同時通訳の業務を始める、あるいは訓練を始める方にお勧めです

内容

同時通訳は通訳技術の中でもっとも難しいとされています。しかし、ビジネス通訳の現場では、ウィスパリングなどの同時通訳形式で行われることが多いのが現状です。同時通訳でも、「話をよく聞いて内容を理解し、聞く人にわかりやすく話す」という通訳の原則は同じです。決して「ただ早く反応する」というだけではありません。この研修では、このような同時通訳の基礎を身につけていただきます。また、同時通訳が初めての方でも受講いただけるように、英→日、日→英の両方向をシリーズとして実施いたします。ニーズの多い日→英だけでなく、英→日も大変重要な技術ですので、基礎をしっかり磨きましょう。自分の英語力を効果的に生かして、できるだけ正確でわかりやすく伝える方法を中心に、小松達也が実践的に指導します。

【プログラム】 (1)英→日・(2)日→英 共通

前半:通訳ブースでの同時通訳
後半:ウィスパー (簡易機器使用 および 機器使用のないウィスパー)

講師

小松 達也 講師

日本における同時通訳の草分けとして先進国首脳会議、日米経済交渉、日米財界人会議など数多くの国際会議で活躍。著書に「通訳の英語 日本語」「訳せそうで訳せない日本語」「英語で日本を話そう」等。

定員

(1)英→日・(2)日→英 各日程 先着12名(最少開講人数8名)

会場

サイマル・アカデミー 虎ノ門校 地図
(東京都港区虎ノ門3-10-11 虎ノ門PFビル1F)

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参加レポート

私は現在、社内通訳とフリーランス通訳が半々という形態で仕事をしています。どちらもビジネスの現場での通訳です。以前に比べると、最近はパナガイド等の機器を使用したウィスパリングの場が増えてきた印象があります(機器なしという場合も多々ありますが)。ブース内での同時通訳とは違うものの、これもやはり同時通訳。なんとか日々の業務をこなしていますが、逐次通訳訓練の経験しかない私は、ウィスパリング能力向上のためにも一度同時通訳研修に参加してみたいと思っていました。

初回は英日で2回目が日英でした。基本的な研修の流れですが、まず初めにブースに入って同時通訳を行い、その後小松先生や他の生徒の方々からフィードバックを頂きました。次にパナガイドを使用してのウィスパリング、そしてフィードバック、という授業でした。教材は英日が環境問題、日英がビジネス経営でした。教材の内容には数字や日本語らしい言い回しが盛りだくさんあり、実践的なトピックでした。

英日・日英の研修で先生が一貫しておっしゃられた事は、「聞くに堪える自然な英語/日本語であること、それがプロの通訳。」、「そのためにはすぐに反応して訳出しせずに、ギリギリまで待つこと。」でした。私はこの言葉にはっとさせられました。ビジネスの現場では、会議やワークショップなどのスケジュールに通訳する時間は考慮されていません。とにかくお客様の時間を無駄にしてはいけないという思いから、スピーカーの言葉にすぐ反応して細切れに訳出ししてしまう傾向が自分自身多々ありました。

研修中は、もちろん具体的な英訳・和訳の表現などの指導もありましたが、私にとって今回の研修で一番ためになった点は、同時通訳とは何か、何を注意すべきか等の先生の次の言葉でした。「通訳者は口を早く動かすのではなく、頭を早く動かすもの。」「耳に入った言葉を変換していくだけなら誰でもできる。プロの通訳者は、ある程度内容を理解して先を予測し文章を作り上げていくもの。」

また、今はもうなかなか頂けない先生や生徒の方々からのフィードバックで自分の欠点・弱点も把握でき、そしてマルチタスクトレーニングといった訓練法も学べ、本当に有意義な研修となりました。私のように同時通訳訓練の経験が全くないものにとっては、かなり吸収することの多い研修でした。

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