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新・英語発音矯正講座(東京)

実施概要

日程

7月26日(土)  【初級】10:00−12:00  【上級】13:00−15:00

対象

【初級】英語発音の弱点を克服したい方、弱点を客観的にお知りになりたい方
【上級】以前、本講座(「新・英語発音矯正講座」)で音声分析を受けたことのある方、または上記初級クラスと共にお申し込みいただく方

内容

【初級】
「英語の発音に自信がない」、「英語のプロとしてもう少し発音が上手になりたい」と思っていても、具体的にどの点が問題なのかということを自覚するのは英語のプロフェッショナルであっても非常に難しいものです。そこで本講座では、あらかじめ受講者の音声サンプルを提出していただき、それをロンドン大学音声学科で開発されたソフトを使用して講師が事前に分析いたします。その結果をもとに、当日発音指導を行います。ご自身のいわゆる「声紋」を科学的に分析した結果を得ることのできる貴重な機会です。また、事前アンケートにお答えいただき、皆様のニーズにお応えしたアドバイス・指導を行います。
※事前課題・事前アンケート(簡単なもの)があります。開講が決定次第、詳細をご案内いたします。

【上級】
実際に平易な通訳を行いながら、英文音読時と通訳時の英語発音の差を体感すると共に、英語発音の訓練を行います。
※事前アンケートを予定しています。開講が決定次第、ご案内いたします。

講師

米山明日香 講師

明海大学外国語学部英米語学科部非常勤講師。ロンドン大学(University College London)でMA in Phonetics 取得。博士(文学)。専門は音声学。International Phonetic Association Certificate of Proficiency in the Phonetics of English取得。『アンカーコズミカ英和辞典』(学習研究社刊)の発音担当責任者。

定員

各クラス 先着9名 (最少開講人数 各クラス5名程度)

会場

築地えとビル (サイマル・インターナショナル内会議室) 地図
東京都中央区築地1-12-6 築地えとビル5F

講師の米山明日香先生

研修風景

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参加レポート

【初級】

私が英語発音矯正講座に参加した直接のきっかけは、留学先で発音が悪くて通じない、という恥ずかしい経験をしたからでした。内容さえ通じれば、ノンネイティブなのだから発音は悪くても構わない、と開き直ることは出来ませんでした。何故なら、通訳の現場で、発音が良い方がネイティブに信頼される場面を何度も目の当たりにしたからです。私も一度、発音を矯正したいと思っていた矢先、この講座が開講されたので申し込みました。

米山明日香先生はロンドン大学(University College London)で MA in Phonetics を取得された音声学の専門家です。大学で非常勤講師をされているので、学生とのやりとりの面白いエピソードを紹介しながら、テンポよく授業は進んでいきました。先生自身、帰国子女ではなく、日本で発音を練習して習得されたということを聞き、大いに励まされました。

授業では最初に、自分の発音を図式化して改善点を指摘していただいた書類を見ました。自分で思いこんでいた欠点とは違う点を客観的に指摘していただいたのが参考になりました。同じグループ内の方の書類も見せあいながら、自分の発音の欠点を確認しました。私の場合、個々の発音を発音記号を参考にしながら正確に発音しようとするあまり、大きな文全体の波を犠牲にしてしまうという問題がありました。

上記の問題の解決策として、面白いトレーニング方法を学びました。「輪ゴムトレーニング法」という方法を先生から教わり、皆で一緒にやってみました。練習後はイントネーションを意識して読めるようになったので、聞く方にも少しは聞きやすくなったかと感じました。更にシャドーイングを行うことで発音が内在化するとのことでした。

シャドーイングは、通訳トレーニングの中でもポピュラーなもので、私も本番の直前などには口を滑らかにするためによく行っています。イントネーション強化のためには早いニュースではなく、子供用のオーディオブックを使っていたのですが、授業で改めて、強化ポイント別にどのような教材がふさわしいかを細かく教えていただき、自分の練習方法は間違っていなかったことを確認できました。

今回の講義では、日本人が陥りがちな発音の欠点と、改善のための具体的な対処方法を学びトレーニングしました。研修後は少し発音の欠点が改善されたように思いました。教えていただいた方法を使ってトレーニングを続けていこうと思います。

【上級】

今年1月26日に行われた初級編に続き、7月26日の上級編に参加しました。半年前には、米山先生から「全体的に声を低くした方がいい」「明るい"L"と暗い"L"が差別できていない」「短母音を多用してみるとよい」「イントネーションが滑らかな高低になっていない」などのご指摘を頂いていました。半年が経ち、弱点が改善できているのか、更に改善するにはどうしたらいいか、先生からアドバイスを頂くのを楽しみにしていました。

当日は、8人の受講生が3グループに分かれる作業から始まりました。グループ内で日英の逐次通訳を約2分交代で行い、一巡したところでお互いにパフォーマンスのフィードバックをし、それぞれが発音上の弱点を確認しました。

その後、先生から「通訳をする際の発音上の注意点・留意点」の説明があり、続いて教材を使っての訓練が始まりました。まずは正しい発音やリズムを内在化させるためにシャドーイング。クリントン前大統領のスピーチを使いました。大切なのは、聞こえた通りに発音すること、例えば"to"の"o"は短母音ですから短く発音する。間違って身についてしまった発音でシャドーイングしても発音矯正にはなりません。

その次に母語干渉を排除するための「英語・日本語転換訓練」に入りました。英語につられて日本語が英語的発音になったり、日本語につられて英語が日本語的発音になったりするのを防ぐための訓練です。英語教材を音読、日本語教材を音読、続いて英文の中に日本語が混在する教材を音読しました。読むスピードが早ければ早いほど、他言語の音に引っ張られることを改めて実感しました。英日・日英が不規則に混在するようなウィスパリングの仕事が多い通訳者にはとても有効な訓練だと思います。

一連の訓練を終えた後、冒頭のグループに戻り、再び交代で日英逐次通訳、互いのパフォーマンスを評価しあい、初回より改善が見られたかを確認しました。短時間の訓練ですので見違えるような改善は有り得ませんが、それでも全員かすかな進歩があり、意識をしながら自己訓練を続ければ飛躍的な向上も無理ではないと勇気づけられました。

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